Engadget Logo エンガジェット日本版 マイクロソフト純正Xboxワイヤレスヘッドセット発表。スマホとXbox同時接続・空間オーディオ対応

マイクロソフトがオーバーイヤー型のゲーミングヘッドセット Xbox Wireless Headset を発表しました。

Xbox Wireless Headset は、Xbox Series X|SやWindows PCゲームの音響を忠実に伝える高音質ドライバと、ボイスチャットや配信者向けのビームフォーミングマイクを備えたヘッドセット。

音楽鑑賞向けのハイエンドヘッドホンではなく、ゲーマーが求める機能と Xbox / Windows 10 との親和性を、購入しやすい価格で実現することが主眼の製品です。

低遅延でロスレスのゲーム用無線規格 Xbox Wirelessに加えてBluetoothにも対応し、Xbox本体またはWindows PCとスマートフォンなどに同時接続できることも特徴となっています。

デザインは最新世代の Xbox Series X|S と共通のシンプルな幾何学形状と控えめなマットブラック仕上げで、いわゆるゲーミング製品にありがちなキラキラ個性アピールはありません。

イヤーカップの外側は、物理的に回すことで音量およびゲーム / チャットのバランスを調整するダイヤルになっています。

ブームマイクは環境音をカットして声だけ伝えるデュアルビームフォーミングエレメント採用。声を検出していないときは自動でミューとしてノイズを減らす自動ミュートに対応するほか、手動でオフにもできます。マイクのオンオフを伝えるインジケータライトも搭載。

ゲームの没入感や有利不利にかかわる立体音響は Dolby Atmos / DTS Headphone: XおよびWindows Sonicに対応。といっても物理的にたくさんのドライバ(スピーカー)を詰め込んでいるわけではなく、Xbox 自体が仮想空間オーディオに対応するため。Xboxは一般的なヘッドホンを使った空間オーディオに対応しています。

無線接続方式は、Xbox WirelessとBluetoothの両対応。Xbox Wirelessは Xboxがコントローラやヘッドセットとの接続に使用する独自の無線形式で、ゲームでは重要な遅延の低減と帯域の広さが特徴です。Windows PCでは、ごく一部のゲーミングPCが対応するほか、別売りのXbox Wirelessアダプタfor Windows 10があれば接続できます。Xbox 本体にはコントローラと同様にネイティブで無線接続できます。

Xbox WirelessとBluetoothは別の端末への同時接続に対応。Xbox Series X|S やPCでゲームをしつつ、スマホのアプリでチャットしたり、着信に応答する使い方も可能です。

オーディオや機能は、Xbox One / Xbox Series X|S / Windows 10 の Xboxアクセサリアプリを通じて設定が可能。項目はイコライザやバスブースト、マイクミュート表示ライトの明るさ、自動ミュートの感度、マイクモニタリングのオンオフなど。

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エンガジェット日本版 マイクロソフト純正Xboxワイヤレスヘッドセット発表。スマホとXbox同時接続・空間オーディオ対応

バッテリー駆動時間は満充電で約15時間、30分充電で約4時間。

発売は3月16日、すでに予約注文を受け付けています。国内価格は税込み1万978円。「購入しやすい価格で高性能・高音質」「同クラス最高のオーディオパフォーマンス」といった表現が示すように、ワイヤレスヘッドセットとしては安い範疇の価格です。

その他の仕様は

・USB-C充電 (ケーブル同梱)

・ドライバは40mm径、ネオジムマグネットと紙製ダイヤフラム、20Hz-20kHz、32Ω

・右イヤーカップのダイヤルで音量、左でチャット/ゲームバランス調整 (設定アプリで入れ替え可能)

・Bluetooth 4.2 (A2DP、HFP、HSP)。音楽と通話対応。SBCコーデック

・重量312g

・跳ね上げてイヤーカップに沿って収納でき、曲げて微調整可能なブームマイク。デュアルマイクアレイ。ミュート表示LED

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