なぜオーディオテクニカ「ATH-CKS50TW」は支持されているのか? その理由を考えた (1/2) - PHILE WEB

オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW」が人気だ。これは評価が高いというだけでなく、実際に売れており、使っているユーザーが多いという意味でもある。完全ワイヤレスイヤホンは様々な価格帯で、多くの機能を持ったモデルが登場しており、すでに数え切れないほどのラインナップが店頭に並んでいる。そのなかで、なぜいまATH-CKS50TWなのか? ファイルウェブ編集部メンバーで理由を考えてみた。

なによりもまず「聴いていて楽しい音」押野オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW」が、すごく人気があるようです。ファイルウェブ編集部メンバーがATH-CKS50TWが人気の理由を考えてみた(右から押野、成藤、川田)川田ファイルウェブで公開したレビュー記事も注目を集めましたよね。成藤ATH-CKS50TWといえばブランドの1つの顔にもなっている重低音シリーズ『SOLID BASS』の最新モデルなので、はじめから一定の人気は予想されましたが、それを上回る盛り上がりになっている印象です。押野今回はその理由を考えることをテーマに座談会を開いたわけだけど、実際のところ一番の理由はハッキリしている気がする。つまり、音が良いんですよ。成藤完全ワイヤレスイヤホンの市場が成熟して、機能性で差がつきにくくなっていますし、突き詰めれば結局は音ですよね。川田『SOLID BASS』というシリーズ名から受ける印象より、意外と軽やかな音がすると思うんですよ。例えば嵐の楽曲を聴いてみてもボーカルの聴こえ方がキレイで、逆に低音に気を取られず聴けるというか。成藤言い方が悪いですが、安っぽい低音重視だと、音がこもっちゃったりする。ATH-CKS50TWではそんなことはまったくなく、芯のある低音が出てくれています。クラブミックス的な床を響かせるような低音が目立つ音楽向きというよりは、オールラウンド寄りのチューニングに感じます。それがポイントなんじゃないかと思いますね。『SOLID BASS』らしく低音に芯があり、かつオールラウンダーに楽しめるサウンドを実現している押野無駄に膨らませず、けれど情報量のある低域という印象で、この低域が土台になってしっかり支えてくれているから、中高域が生きてくるよね。とはいえモニター的にバランスを整えているわけではなく、聴いていて楽しい音。川田それでですかね、最近の音楽に合っている気がします。フラットな音も「これが音源の素」というものがわかる楽しさがありますが、反面、何度も聴いているとつまらなくなる瞬間があったりして・・・。ATH-CKS50TWは過度にならない程度に良い意味で個性を主張してくれて、ヘビロテもしやすいです。成藤もともとの音作りも優秀ですが、オーディオテクニカが用意する「Connect」アプリからイコライジングができますから、それこそフラット寄りにすることも、もっと低音を強調することもできるので、いくらでも “遊べる” のも、ずっと使いたくなる理由ではないでしょうか。イコライザーや各種モードのオン/オフ、操作ボタンの割当など様々な設定が行える川田私は「この完全ワイヤレスイヤホンはいまどんな状態なのか」をちゃんと知りたい派なので、アプリで状況が管理できるのはありがたいです。ATH-CKS50TWを使いこなすなら、「Connect」アプリは必須だ

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