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91コメント91件新築一戸建てを買った場合、築何年でどんな修繕が必要なの? 一戸建て修繕の実態とは
多くの人にとって、家は一世一代の買い物でしょう。 しかし、建物や設備は年々劣化するもの。トイレやお風呂が故障したらすぐに修理しなければなりませんし、外壁や内装も破損したり汚れたら修繕が必要になります。 アットホーム株式会社(東京都大田区)は、全国の新築一戸建てを購入し、そこに30年以上住んでいる人398名を対象に、「一戸建て修繕の実態」に関する調査を行いました(※)。 新築一戸建てを買った場合、築何年で修繕が必要で、みんなはどれくらいの費用をかけているのか等聞いていますので、結果を見ていきましょう。
築36.8年で、住宅修繕にかけるお金の合計は532.1万円
これまでに住宅修繕にかけた合計費用については、平均532.1万円で、平均築年数36.8年ということでした。 住宅タイプ別で見ると、木造が平均470.2万円でした。築年数45年以上になると修繕費はぐっと上がり、築45~49年では平均748.2万円、築50年では平均630.0万円となりました。鉄筋・鉄骨造の平均修繕費は617.7万円と、木造に比べて140万円以上多くなっています。 また、築年数40年以上で修繕費が平均を上回り、築40~44年では平均743.6万円、築45~49年では平均881.3万円、築50年では平均1475.0万円にものぼりました。修繕費の総合計はかなりの金額になってくるようです。
修繕費を毎月積み立てている人は8.3%。多くは貯金から捻出
それでは、そんなにかかる修繕費は、みんなどのように用意しているのでしょうか。 修繕費を毎月積み立てている人は 8.3%にとどまりました。マンションの場合は、修繕費を積み立てていることが多いですが、一戸建ての場合は9割以上が積み立てていないことがわかりました。 積み立てている人の1ヶ月の平均修繕費は2.5万円で、修繕費の総額は平均245.3万円、積み立てている期間は平均14.7年でした。毎月積み立てていない人に、どこから修繕費にあてたかを聞いたところ、修繕費として積み立てていない「貯金」からが76.7%を占め、「退職金」が11.0%、「ボーナス」が8.2%リフォームローンなどの「借入金」が7.9%となりました。
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最終更新:ファイナンシャルフィールド