Engadget Logo エンガジェット日本版 Pixel 3の大きなノッチは隠せます。付属の3.5mm変換アダプタには注意が必要

日本では11月1日に発売となるPixel 3とPixel 3 XL。待望のPixelシリーズ日本発売ですが、その端末を一足早く触る機会がありましたので、簡単に紹介したいと思います。とはいえ、実機ハンズオンなどはすでに本誌でも掲載済みなので、それらではあまり触れられていない、細かな部分に注目したいと思います。

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Pixel 3 XLのノッチは隠せる

まずは賛否両論というか、否しか聞こえてこないPixel 3 XLの大きなノッチについて。これがあるのでPixel 3 XLの購入をためらっている人もいるかもしれませんが、そこは安心してください。ちゃんと隠せます。

▲Pixel 3 XLの大きく深いノッチ最近のノッチ付き端末では、この隠すモードの搭載が当たり前になってきていますが、Pixel 3 XLの場合は少し違います。

▲Pixel 3 XLのノッチを隠した状態さて、上記のノッチを隠した状態に違和感をおぼえた人はいるでしょうか。HUAWEI P20 Proなどノッチ付き端末を使っている人なら気が付いたかもしれませんが、ノッチの隠れ方が、他の端末とは違います。他のノッチ付き端末の場合、ノッチを隠す際は、上部を黒い帯状の表示にして隠しますが、日付や通知アイコンなど表示の位置は変わりません。対して、Pixel 3 XLでは、表示の位置が下がります。ノッチのある上部エリアに、元から何もなかったかのような感じになるわけです。

▲左:Pixel 3 XLのノッチを隠した状態、右:HUAWEI P20 Proのノッチを隠した状態Pixel 3 XLでノッチを隠しても全く違和感がなく、これがデフォルトでもいいのではと思うほど。ノッチを隠した状態でスクリーンショットを撮ると、ノッチの分だけサイズも小さくなっています。

▲左:ノッチあり状態(2960 x 1440)、右:ノッチを隠した状態(2789 x 1440)ただし、ノッチを隠すオプションは設定メニューにはなく、開発者オプションから設定します。

この辺り、Googleとしては、やはりノッチがある状態を標準として考えているということなのでしょう。

▲ノッチを隠すとPixel 3 XL(左)とPixel 2 XL(右)はそっくりになります

一般的な3.5mm変換アダプタは使えません

Pixel 3 / 3 XLは最近の端末らしく3.5mmイヤホン端子が省かれています。このため、USB-C to 3.5mm変換アダプタが付属しているのですが、この扱いにちょっとだけ注意が必要です。というのも、Pixel 3 / 3 XLはUSB-Cからのアナログオーディオ出力には対応しておらず、この変換アダプタにDACを搭載しています。このため、DACを搭載していない、他機種の一般的な変換アダプタを接続すると、互換のないアクセサリとのメッセージが出て使用できません。

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エンガジェット日本版 Pixel 3の大きなノッチは隠せます。付属の3.5mm変換アダプタには注意が必要

逆に、Pixel 3付属の変換アダプタは他機種でも使えます。端末を複数台使用し、変換アダプタを1つ持ち歩くなら、Pixel 3付属のDAC内蔵版にしておくのが無難です。ちなみにこの変換アダプタ、先月第2世代モデルがリリースされ、Pixel 2 / 2 XLに付属のものより性能がアップしています。

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▲左:Pixel 3付属のアダプタ、右:Pixel 2 XL付属のアダプタ。若干ですが、サイズも小さくなっています

Pixel USB-Cイヤホンは他機種でも利用可能

Pixel 3 / 3 XLにはUSB Type-C接続のイヤホン、Pixel USB-Cイヤホンが付属します。

無線接続のPixel Budsを有線接続にしたような外観で、インナーイヤー型ですが、耳へのフィット感をループ状にしたケーブルの長さで調節可能になっています。

▲ケーブルのループの大きさで耳へのフィット感を調節します少し試した範囲では、低音がやや物足りない気もしますが、値段なりの性能といったところでしょうか。

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このPixel USB-Cイヤホンは、デジタル接続のイヤホンとして、他機種でも利用可能です。また、Googleアシスタントにも対応しており、リモコン部にあるボタンの長押しでGoogleアシスタントが起動します。Google翻訳を使ったリアルタイム翻訳にも対応しているのですが、試した範囲ではPixel 3 / 3 XL、Pixel 2 XL、Essential Phoneでは利用可能、HUAWEI P20 ProとGalaxy Note8では利用できませんでした。利用できた機種はすべてAndroid 9 Pieなので、この辺りの制限がある可能性はあります。

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もっとも、利用できないと言ってもGoogle翻訳アプリを交互に使うのは同じです。自分の言葉をイヤホンのマイクを通じて入力し、相手の発言をイヤホンを使って聞けるかどうかだけの違いです。

▲イヤホン経由で翻訳機能が使える場合、Google翻訳左下のアイコンがヘッドホンになります

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