これからはデジタルが生活の必需品。スマホ教室で二人三脚のサポートを ー「デジタルの日」 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース

最近よく耳にする「デジタル化」。私たちの生活の身の周りにも、スマホを活用した便利なサービスが増えてきましたよね。「便利だからよく使っているよ」という声が聞こえてくる一方、「難しそうで自分でやれる自信がない」という人も少なくないのではないでしょうか。そのような方々のスマホに関する悩みや相談にのっているスマホアドバイザーに、どのようなサポートをしているのかを聞いてきました。

2021年に発足されたデジタル庁が創設した、年に一度のデジタルの記念日で、デジタルを表現する「1(イチ)」と「0(ゼロ)」を組み合わせてこの日になったそうです。定期的に「振り返り」「体験」「見直し」をするための機会を設けて、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現するためにどうすれば良いのか考える日です。ソフトバンクも賛同企業として参画しています。

デジタル格差を解消して、誰もがデジタル化の恩恵を受けられる社会の実現を目指す、ソフトバンクショップでの活動

ソフトバンクでは、全国1,200店舗のソフトバンクショップにスマホアドバイザーというスタッフが常駐し、スマホに関する個別相談にお答えしたり、主にシニアのお客さまを対象としたスマホ教室を実施しています。

スマホ教室では、スマホの基本的な操作方法から、普段の生活で使うと便利なアプリなどを、実際に体験。無料で気軽に参加できることから、スマホで何ができるのかが漠然としている方にも、体験をとおして具体的な利用シーンを知るきっかけとしてご利用いただいています。

今年はさらに、総務省から受託している「利用者向けデジタル活用支援推進事業」の一環で、行政手続きを中心としたサポートも実施。シニアのお客さまをはじめとした国民のデジタル活用を支援することによって、デジタル格差の解消を図り、誰もがデジタル化の恩恵を受けられる社会を実現することを目指しています。

これからはデジタルが生活の必需品。スマホ教室で二人三脚のサポートを ー「デジタルの日」 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース

普段店舗でお客さまと接しているスマホアドバイザーに、お客さまからどのような悩みを聞いているか、そしてどのようにサポートしているかを聞きました。

山下 尚子さんソフトバンク野田中根店のスマホアドバイザー

スマホに関する相談にお答えしたり、主にシニアのお客さまを対象とした「スマホ教室」を実施している。スマホアドバイザー歴約2年。

スマホがないと受けられないサービスがある? でも使いこなせる自信もない

世の中のデジタル化の流れが進んできています。でも、そうは言ってもこの流れに乗り切れない人たちもいますよね。そのような方たちが何に困っているのか、 普段ソフトバンクショップでお客さまと接する中で、どのような声を聞いていますか?

山下 デジタル化の流れのひとつに、スマホを持つこと、というのがあると思いますが、これに対しては「使いこなせる自信がない」「教えてくれる人が周りにいないし、便利になると思えない」「設定が面倒」という声が多いです。一方、通話だけできれば十分だから困ってはおらず「必要ない」という方もいらっしゃいます。

ただ、最近ちょっと様子が変わってきたなと感じています。「スマホを持っていないと何もできなくなるよね」という話をお客さんとよく話しているんです。

スマホを持っていないと何もできなくなる、ですか?

山下 はい。最初に変化を感じたのは、高齢者のコロナワクチンの予約申し込みが始まったときです。予約方法は電話か、ワクチン接種券に記載されているQRコードを読み取ってWebで予約するかのどちらかでした。ガラケーの方は役所に電話するしかない。スマホを持っていても、やり方が分からなかったという方もいました。これをきっかけに、来店される方たちの意識が変わったような気がします。「使えるようにならなきゃいけないのね、これからは」という方が非常に多くなりました。