ない!
▲ありえないシチュエーションのフリーキック | ▲生配信中にお母さんが乱入するリズムゲー |
『こんなフリーキックはイヤだ』や『うしろ!うしろ!』など、シュールな世界観で世界中のスマホユーザーを魅了しているアプリ開発者“ハップ”さんが、“脱出ゲーム”を作ったそうなので、なんとなくご紹介させていただきます。
『こんなフリーキックはイヤだ』“絵”と“動き”で魅せる笑いのセンス
ちなみにですが、“アプリ開発者ネットワーク”内では、ハップさんは“ド変態”で知られています。ご本人様は否定されておりますが、お話して10秒で「あ、この人、変態だ、しかもド変態だ」と、その評判を実感できます。(※個人差あり)
▲怪しいところをタップ | ▲携帯ゲーム機を探し出せ! |
主人公は、ゲームが大好きなイマドキの男の子。ゲームをやりすぎて、ママにゲーム機を取り上げられ、部屋のどこかに隠されてしまいました。
しかし、イマドキの男の子は、そんなことではめげません。ママがいないあいだに、部屋の中を物色し、ゲーム機を取り返すことに。
基本操作はよくある、“脱出ゲーム”。
怪しいところをタップすると、何がしらの反応があり、ゲーム機を見つけられればステージクリアーとなります。
▲池がドン! | ▲チャリがチリンチリン! |
操作はよくある感じでも、部屋の仕掛けはよくある感じではございません。部屋のど真ん中に、池がドンと置かれていたり、部屋の中なのに、自転車が行き交っていたり。
現実ではありえないシチュエーションですが、「でも、まあ、いいか」と思わせるのが、世に言う“ハップマジック”なのでしょうか。
▲なんかいそう | ▲ママ、ごめんなさい |
ステージクリア型の脱出ゲームは、とりあえず手当たり次第にタップしまくれば、何がしらのアイテムやヒントが得られ、うっかりステージクリアーできちゃったりもするのですが、このゲームはそうはいきません。
部屋のどこかに、ママが隠れていることがあります。
そこをうっかりタップしてしまうと、ママに見つかり即ゲームオーバー。
▲扉の奥からこっそり | ▲ママ、疲れているの? |
ママの隠れかたが、“コント風”というか、なんというか。
「いや、バレバレなんですけど」
と思わずツッコミをいれたくなってしまいます。そして、ゲームオーバーになるとわかっていても、とりあえずタップしてしまいます。
▲ワニの口の中にあるゲーム機を取ると…… | ▲謎を解いたと思って油断すると…… |
バレバレのママも、そうなんですが。このゲームには、いわゆる「押すなよ!
だいたいそれを押しちゃうとゲームオーバーなんですが、そのときの男の子の反応もちゃんと用意されているので、気づけば積極的にゲームオーバーになってしまったりする自分がいます。
ゲームオーバーが楽しい、これぞ、“ハップマジック”の真骨頂。
もちろん、ずっとネタっぽい仕掛けが用意されているだけではなく、後半になると、頭を悩ますトリックが。
あまり書きすぎるとネタバレになってしまいますので、私が思わずうなってしまったステージをふたつご紹介して、
▲ステージ22。ゲーム機はどこにある? | ▲ステージ25。何をしていいのかわからなかった |
あとは変態者、もとい開発者のハップさんに、いろいろ聞いて〆させていただきます。
つぎのアプリのアイデアが思いつかないときに現実逃避でずっとゲームをやってたんですよ! そしたらなんとっ! 実際にお母さんにゲーム隠されちゃってっ! いや、ハップっていい大人だせ! 信じられるかい? もちろん探したよ! 必死に! 探したさ! 冷蔵庫や仏壇の中までね! でもぜんぜん見つからなくて…… それで仕方なくアプリ開発するしかなくなって、それならこの怒りをそのままアプリにぶつけてやるー! ってな訳さ! いや〜、本当ウケルよね?
作り終わって試しにプレイしてみたらびっくりしたよ! “ノーミス”ですぐクリアできてしまったんだ! え!?
全部と言いたいところだが、まぁ、あぷまがさんの顔に免じてあえて選ぶなら、15日目の井戸のステージですかな!(ニンマリ) え!? 簡単だったって? ちっきしょー! 今後アップデートでステージ増やすのでアンインストールせずに待っていやがれー!
▲ステージ15。井戸がドン | ▲別の部屋に大量の石が |
ハップのアプリは基本ボツネタも全部ぶちこむスタイルなのだが、このアイデアは“コンプライアンス”に関わるので泣く泣くボツにしちゃいましたよ!
▲おじいちゃんのセクシーな本が | ▲不思議な白い粉は誰のもの? |
知り合いから「ハップさんのアプリやってから、リアルで子どものゲーム隠すと子どもが喜んで探し回ってるよ!
大まかなオチは初めから考えてましたね。 ただオチまでの繋げかたは作りながら閃きました。 ちょうど夏の猛暑でいい感じに脳が半分溶けながら開発していたので、それが功を奏したのだと思います!
じつは私自身脱出ゲームがちょっと苦手で、そんな方にも楽しんでいただけるように作ったゲームですので、ぜひ遊んでみてください! あとTwitterやってるので良かったらフォローしてね!(@hap_inc)
笑って泣ける、そんな吉本新喜劇のような不思議な脱出ゲーム。
脱出ゲームはだいたい途中で飽きてやめてしまうんですが、おもしろすぎて一気に全ステージクリアーしてしまいました。
難易度もそこまで高くなく、動画広告を見ることによりヒントも得られるので、お気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
▼ハップ作のアプリ紹介記事 仕事帰りのOLやカメレオンが集う『渋谷バッティングセンター』 『こんなフリーキックはイヤだ』“絵”と“動き”で魅せる笑いのセンス