イヤホン・ヘッドホンの賢い掃除法教えます。AirPodsなどから皮脂や耳垢を撃退

ヘッドホンやイヤホンって汚れがちですよね。皮脂、耳垢、化粧品などなど汚れの原因になるものがたくさんありますから。放っておいてぺたぺたになってしまうと、そこからさらに多くのものが付着してしまいます。

ネット上ではAirPodsを口で吸って掃除するといいなんて情報もあるようですが、それは間違い。ドライバー、メッシュ部分、電子部分などが傷ついてしまう可能性が高いです(そもそも、普通に汚いです)。ほかに簡単に綺麗にできる方法があるのでご紹介しますね。自分のためにもなりますし、貸したり借りたりする相手のためにもなります。

イヤホン・ヘッドホンの掃除に必要なもの

・洗剤入りの水:ハンドソープよりも洗浄力が強いため食器用洗剤がおすすめです(ハンドソープには保湿剤だったり染料などが入っていることが多いです)。Wirecutter的にはSeventh Generation Dish Liquidがおすすめです。

・クリーニングクロス:傷がつかないように、スマホの画面だったりメガネを拭く用のものがベスト。

・イヤホン専用の掃除用具:イヤーピース部分の掃除のために作られたアイテム。たまったゴミをごっそり取り除いてくれます。

・シリカゲルパック:ジム用のバックの中やジメジメしている天気の日に水分を吸い取って、ヘッドホンやイヤホンを清潔に保ってくれます。

・ 消毒用アルコール:イヤーチップのシリコン部分とプラスチック部分を消毒します。ただし、アルコールなので使用するときは十分に注意してくださいね。

最適な掃除頻度はどのくらい?

掃除する頻度についてはこれといった決まりはなく、使用する頻度や使用する状況、住んでいる場所の気候によって変わります。

たとえば毎日使用し常に机に置いておく人は週に一回の掃除でいいですし、ジムで使う人は使用後に毎回拭き取って綺麗にしてあげたほうがいいです。特に汗をたくさんかいた時は入念に行なってくださいね。

きれいに保つために一番簡単なのは、耳垢やごみ、指紋、脂、汗などが付いたらすぐに拭き取るようにすることですね。放っておいたら酷くなってしまいます。

AirPodsなどのイヤホン・ヘッドホンの掃除方法

まず、イヤホンの汚れた部分を少しだけ湿らせた布で拭き取ります。その際、電源がオフになっていることと他のデバイスとの接続が切れていることの確認を忘れないようにしてくださいね。

終わったら、すぐにクリーニングクロスで水分を拭き取ってください。色落ちをしたり皮や布を悪くしたりしてしまう可能性があるので、ここではアルコールは使用しないように。水と石鹸だけで十分綺麗に落ちます。

次に、イヤホン内に溜まった耳垢の取り除き方です。放置しておくと音がこもってしまうので気を付けたい部分ですね。安いものでOKなのでイヤホン専用の掃除用具をぜひ購入してみてください(高価なヘッドホンだと付属で付いてくるものもあります) 。

イヤホン・ヘッドホンの賢い掃除法教えます。AirPodsなどから皮脂や耳垢を撃退

最初にイヤホンからイヤーチップを取り除いて、掃除道具の金属の部分でやさしく耳垢をとっていきます。イヤーチップをイヤホンから取り除かないと、耳垢をかえって奥まで押し込んでしまってドライバーを傷つける要因になるので、気を付けてください。

続いて、イヤホンに付いたゴミを取るためにブラシを使います。取り除いた小さなゴミが内部に入っていかないように、作業をするときは必ず開いた部分を地面に向けて行なってください。

最後にイヤーチップを洗剤を含んだウェットシートなどで拭いて、しっかり乾かしてからイヤホンに再度付け直せば完了です。

充電用ケースやバッテリーのコネクターもきちんと掃除しよう

ケースに入れて充電するタイプのAirPodsなどは、ケースとコネクターの掃除も必要になってきます。

特に充電用の小さなピンとコネクターは耳垢やゴミで詰まりやすく、詰まると充電ができなくなってしまうので注意が必要です。

Appleはケースと本体の両方を乾いた布で拭くことを推奨してますが、滴り落ちない程度にイソプロピルアルコールで湿らせた綿棒が、ケースの中のピンとイヤーピース用のコネクターを掃除するには最適です。

この方法はヘッドホンの充電ポートが機能していない時などにも使えます。専用お掃除用品のブラシはUSB-CやマイクロUSBポートが糸くずなどで詰まった時にもすごく便利なので試してみてください。

運動中にイヤホンやヘッドホンを使ったらしっかり乾かしてから充電しよう

水がバッテリーやイヤホン内部に入り込んでしまう可能性があるので、ウォータープルーフのヘッドホン・イヤホンだとしても濡れた状態で長時間置いておくことは避けてください。機器の寿命が短くなったり、ドライバーが損傷したりしてしまいます。

完全ワイヤレスのイヤホンの場合は、ケースに入れる前に乾かすようにしてください(水泳用でも同様です)。この時、ヘッドホンのイヤーカップやイヤホンのノズル部分に湿気が入りこまないように注意してくださいね。

走っている途中にヘッドホンを取ってしまったり、ジムでの使用後にしっかりと乾かす時間がない時は、優しく振って水気を払うといいでしょう。さらに、電源を切ってからケースやジップロックに入れて持ち運んでください。 ウォータープルーフの袋に入れないままでジムウェアのポケットやスポーツブラの中にしまってしまうと、故障の原因になります。

ジムウェアやスポーツブラの中は湿気がたまりやすいので、ヘッドホンは乾きません。だから、家に帰るときはイヤホンについた水気を拭き取って、上記の方法で乾かしてから帰るようにするのがおすすめです。

ヘッドホン・イヤホンを長く愛用するための保管方法

使っていない時は、袋かケースに入れておきましょう

汚れや傷から守ってくれます。付属のケースがない場合はこちらもおすすめです。購入前にイヤホンにあったサイズかを確認するのを忘れないでくださいね。

極度に寒かったり暑かったりする場所には置かないように

ヘッドホン・イヤホンをサウナや車の荷台には置かないようにしてください。バッテリーが内蔵してあるものは特にです。また、たとえウォータープルーフのヘッドホンであっても湿度の高いところでの保管はやめましょう。シリカゲルパックを使うとより効果的に水分を取り除くことができます。

充電後に充電ポートやバッテリー用品をそのままにしておくのはやめましょう

いくらヘッドホンを清潔に保っても、充電ポートやバッテリー用品が無防備な状態で放置されているとそこから埃などのゴミが侵入してしまいます。ヘッドホンに充電のためのマイクロUSBやUSB-Cポートしかついていない場合は、上記の方法でポートを掃除してみてください。

また、雨が降る中でヘッドホンを使用した場合は、充電する前にポートの中に水が入っていないか一度確認してみてください。

ワイヤーを繋いだまま本体に巻きつけるのはやめましょう

繋いだままの状態でワイヤーを携帯に巻きつけると、差込口の部分が急角度で曲がってしまい、最終的には本体から抜けてしまいます。ケーブルを無理に引っ張らずに丸を作るようにしながら、指に巻きつけていくのが正しい巻き方です。絡まるのが嫌な人は針金の入った留め具を使って固定するといいかと思います。留め具がない方は、ベルクロの結束バンドも便利です。

イヤホンや充電器を抜く時は、必ず差込口かケーブルの端を掴みましょう

ヘッドホン・イヤホンをデバイスから抜くときにケーブルを引っ張ってしまうと、ケーブル自体が傷んで寿命が短くなります。ワイヤー付きのイヤホンを耳から抜くときも同じで、ケーブルを引っ張るのはやめましょう。特に密閉状態になるものだと耳が真空状態に近くなるので、ケーブルを引っ張って抜くと耳に負荷がかかってしまいます。代わりに、イヤーピースを掴んで、外側に向かってひねりながら取り出してみてください。

これらのガイドラインを守って、大切なヘッドホン・イヤホンをより長く愛用してくださいね。

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