ニュース 100万円を切るSSケースのグリーン文字盤はバリュー!──オメガ「グローブマスター アニュアルカレンダー」

SSケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、41mm径、99万円。

オメガは「グローブマスター アニュアルカレンダー」に新色を追加した。SSケースにはグリーン文字盤、SSと18Kセドナゴールドのコンビネーションケースにはバーガンディー文字盤、そして18Kセドナゴールドケースにはゴールド文字盤をそれぞれ組み合わせる。1月発売予定で価格は99万円~。【写真を見る】繊細なサンレイ仕上げは必見!(全12枚)

ニュース 100万円を切るSSケースのグリーン文字盤はバリュー!──オメガ「グローブマスター アニュアルカレンダー」

量産機としては理想的な年次カレンダー

オメガは、年次カレンダーを搭載する「グローブマスター アニュアルカレンダー」に3タイプの新モデルを追加した。グローブマスターは2015年に発表されたコレクションで、1952年に登場した高精度モデル「コンステレーション」の現代版ともいえるシリーズだ。1万5000ガウスという超高耐磁性能や日差0~+5秒/日といった複数の基準をクリアした時計のみが与えられるマスター クロノメーター認定を受けた、オメガ初のモデルである。そして12角の“パイ-パン”ダイアルや星のマーク、さらにはジュネーブ天文台のメダリオンといった、52年のコンステレーションを彷彿する意匠が随所に散りばめられている。今回、オメガはグローブマスターの年次カレンダー搭載モデルに新色を追加した。年次カレンダーとは2月を除いた大の月と小の月を自動で見分けて調整する高性能カレンダーであり、時計を止めない限り、1年に1回、3月1日のみカレンダー調整調整が必要となる。とくにオメガの年次カレンダーは、歯車のみで月の大小の判別や日送りを行う、いわゆる“歯車型”がベース。設計が複雑になりやすい雄星歯車をコンパクトなレバーに置き換えた独自の方式を特徴とする。外乱に強いがコストのかかる歯車型と、衝撃に弱いいっぽうでテコの原理を利かせられるため、少ないトルクでも各カレンダー表示の切り替えが可能な“レバー型”、それぞれをいいとこ取りしたような、量産機としては理想的な年次カレンダーだ。

グローブマスター アニュアルカレンダーに追加されたのが、グリーンダイアルとSSケースを組み合わせモデル、18Kセドナゴールドをダイアルとケースに用いたモデル、そしてバーガンディダイアルにSSと18Kセドナゴールドのコンビネーションケースを組み合わせたモデル、の3タイプだ。いずれもラッカー塗装によって鮮やかで濃い発色を得ているが、角度によって繊細なサンレイ仕上げがきっちりと姿を見せる。さすがオメガだ。搭載するムーブメントは「Cal.8922」と「Cal.8923」の2種類。「Cal.8922」を搭載するのはバーガンディーのコンビモデルとSSのグリーンであり、18Kセドナゴールドモデルが「Cal.8923」を採用する。基本的には同じムーブメントだが、「Cal.8923」は自動巻きローターまでが18Kセドナゴールド製の特別仕様だ。マスター クロノメーター認定の高性能ムーブメントに年次カレンダーを載せる「グローブマスター アニュアルカレンダー」。これだけの内容にして、SSケースのグリーン文字盤はなんと100万円を切る。これはバーゲンプライスである。

OMEGAグローブマスター アニュアルカレンダーSSケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、41mm径、99万円。グローブマスター アニュアルカレンダーSS+18Kセドナゴールドケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、41mm径、133万1000円。グローブマスター アニュアルカレンダー18Kセドナゴールドケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、41mm径、366万3000円。オメガお客様センターTEL.03-5952-4400https://www.omegawatches.jp

文・細田雄人

最終更新:GQ JAPAN