昨年の箱根駅伝予選会の様子
関東学生陸上競技連盟は4日、箱根駅伝予選会(10月23日)の出場チームへ向けた新型コロナウイルス感染防止対策等の諸連絡を通達した。箱根駅伝予選会は10月23日に東京・陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースで行われる。10月1日に緊急事態宣言が解除されたが、昨年に引き続き、感染拡大防止のため無観客開催に。連絡事項には壮行会、食事会を控える旨、“3密”を避ける行動を心掛けるなど、注意点を明記。関係者全員が3週間前からの感染症対策を徹底し、万全の体制での大会開催を行う。また、実際に新型コロナウイルスにおける「感染者」「濃厚接触者」「感染疑い者」がチーム内に発生した場合の対処についても細かく分けられている。会場に入場できるのは、選手や監督、コーチ、主務 、給水員を含めて1チーム20名まで。また、スタート地点での会話、掛け声や円陣、及びチームの監督、コーチ等のスタッフからの声掛けについても禁止とし、選手への伝達内容がある場合、手持ちサイズのホワイトボード等を利用する。競技会場内においては、給水時に飲料を口に含んで吐き出すことも含め、いかなる場合でも唾や痰を吐くことを禁止し、選手間での回し飲みも厳禁としている。箱根駅伝予選会は10月23日、9時35分にスタート。本戦出場校の選考方法は昨年と同様でハーフマラソンのレースに各校10~12名が出走し、チーム上位10人の合計タイムで競われる。通過枠は「10」となっている。
月陸編集部
最終更新:月刊陸上競技